特集「トライデント」

トライデントを入手したら、刀のように振ったり、使用ボタンを長押しして投げたりできます。ボタンから手を放すと、矢のように大きな弧を描いて飛んでいきます。それがモブに当たれば、トライデントは近くに落下します。ブロックに当たれば、当たったブロックに刺さります。どちらにせよ、トライデントを回収するには落下した場所まで移動して取りに行かなければなりません。なお、溺死ゾンビが投げたトライデントは、スケルトンが射った矢と同様、拾うことができません。

それではトライデントの効果的なエンチャントについてお伝えしましょう。トライデントにはほかの武器と同じく、耐久力、修繕、消滅の呪いを付与することができます。これらのエンチャントに加え、トライデントだけの特別な 4 つのエンチャントが存在します。そのうちのいくつかは同時に付与することができませんので気をつけてください。

「忠誠心」は、投げたトライデントが数秒後にプレイヤーのもとへ戻ってきます。「串刺し」は水生モブや濡れた状態のモブに対して攻撃力がアップします。「激流」は周囲にダメージを与えるだけでなく、プレイヤーを前に引っ張ります。これも濡れている状態に限った機能です。

そして残る「チャネリング」は、トライデントを投げた際、当たったモブに雷を落とします。雷神を目指しているあなたには、とっておきのエンチャントですね！

現実の世界においては、古代ギリシャや古代ローマ時代に戦闘や魚釣りにトライデントが使われていたことが有名です（あと、どちらの文明の神話にも登場する海の神が手に持っていたことでも知られています）。また、古代ローマの剣闘士の中には、網闘士と呼ばれるネットとトライデントを操る戦士がいたとされています。

さらに、トライデントはほかの文明でも使用されています。ヒンドゥー教のシヴァ神は神聖なトライデントを手に悪を破壊します。道教でトライデントは三神である三清を表します。また、17 ～ 18 世紀には韓国の武術でも用いられました。現代でもスピアフィッシング (魚突き) で活用されていますね。

というわけで、今度海を探検するときはトライデントが飛んでこないか注目してみてください。もしかするとパワフルな武器が手に入るかもしれませんよ！