サカナ？まさかな！
ザブーン！本作の海はかつて未開の地でしたが、 1.13 アップデートによって、このバイオームには魚、氷山、ナマコ、サンゴ礁などといったステキな物が追加されました。しかし私が最も好きな海の産物は、今週特集するアイテム「海草」です。
なぜそんなにも海草が好きかと？それでは説明するといたしましょう。まず、海草は美しいです。温かい海の流れの中を揺れるその姿には、ついうっとりしちゃいますよね。次に、海草は海の中であればほとんどどこでも見つけられます。凍った海以外のバイオームであれば、どんな海の中でも育ちます。最後に、海草は再生可能である上に肥料としても使えるため、最も持続可能な水中資源であり、海中生物の環境構成に最適な素材といえるでしょう。
海草は過去に何度も話題に上がっていた素材でしたが、 1.13 バージョンにようやく導入されました。今では様々な背丈の海草を、海中バイオームのあらゆる場所で見つけることができます。ハサミで収穫することが可能で、短いものは1つ、背の高い海草は 2 つの海草として回収することができます。ただし、パンチしちゃうと手の中で水泡と化すので気をつけてくださいね。
トリビアのお時間です。カメは海草が大好物だと知ってましたか？海草は繁殖用に使うことが可能で、赤ちゃんカメの成長を加速させる効果もあります。さらに、カメは倒すことで、 0 ～ 2 個の海草をドロップしてくれます。もし剣にドロップ増加効果のエンチャントを付加していれば、それ以上のドロップも期待できますよ。え？大量の海草が欲しいけど、カメを大虐殺したくないと？大丈夫です。海底で骨粉を使用すれば、物凄い数の海草が育ってくれます。
さて、海草は現実世界でも『Minecraft』と同じぐらい見つけることができて、世界各地のあらゆる大規模な沿岸域の水中草原に生育しています。現存する 60 種類の海草は、すべて 1 億年前に陸から海域に戻った種子植物から進化したものです。
サンゴ礁のほうが注目を浴びがちですが、海草藻場も同じぐらい水中生物にとって重要な環境であり、仔魚、ワーム、カメ、マナティー、サメ、カニなどを含む、ありとあらゆる種が生息しています。それだけでなく、海草は水の流れを和らげるため、砂やその他の浮遊粒子を海底に留めるので、結果として水を浄化してくれます。
なお、人間も海草の恩恵を受けています。海草は大昔から砂地を肥やすのに使用されており、さらに第一次世界大戦中には、フランス軍の兵士たちが当時重要が高かったマットレスを詰めるのに利用しました。近年の研究によると、海草は水中の危険なバクテリアを除去してくれることも判明しました。他にも大気中の二酸化炭素を吸収することで、地球温暖化とも戦ってくれているのです！
いやぁ、海草って本当にいいものですね。それでは次回またお会いしましょう。「海」だけに、「シー」ユー！
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