他にどうやって土を掘るってのですか？手なんて使いたくないですよ！
農家の生活は楽ではありません。彼らは夜明け前に起きて、一日中作物の面倒をみて、疲れ果てて眠りについては、翌朝再び同じ作業を繰り返します。しかし Minecraft では、そんな辛い作業を少しだけ楽にしてくれる物があります。それこそが今週の特集アイテム「くわ」です！
くわは、農地ブロック、種、小麦、パンと一緒に、2010 年 2 月に Minecraft に追加されました。ちなみにその際、モブがたまに後ろ向きに歩いてしまうバグ（ Minecraft にムーンウォークはいりません！）も修正されています。ほとんどの道具と同様に、くわには木、石、鉄、金、ダイヤモンドとそれぞれ耐久力が異なる５つの種類が用意されています。
棒を 2 つと上記の素材 1 種類を 2 つ、クラフトグリッドに置くことで作れます。他にも、森の洋館で発見することも可能です。きっと以前の住人が、熱心に庭の手入れをしていたのでしょう。
くわを使用するには、草ブロックを右クリックするだけです。簡単ですね。それだけでブロックは農地へと変わりますので、気の向くまま（もしくは、お腹が）望むだけ好きな種を植えることが出来ます。他にも粗い土を普通の土に変えることが可能で、木のくわに関しては、かまどの燃料としても使用できます。ただし、くわの素材となる木材をそのまま使用するよりも燃焼効率は悪いですけどね。
くわは現実世界においては大昔から使われている技術であり、人類にとって最も古い農具のひとつです。土壌を整えたり、雑草を取り除いたり、根野菜を収穫したりするなど、様々な用途で使用されています。
シュメール神話によると、くわは風、大気、土、そして嵐の神であるエンリルが発明したとされており、紀元前 25 世紀頃に書かれた 108 行に及ぶ詩によると、エンリルの作ったくわはド派手な黄金で出来ており、先端はラピスラズリの石でできていたそうです。Minecraft に追加したらスゴそうですね…
しかし、くわは紀元前 4 ～ 5 世紀頃に「すき」が発明されると、時代遅れな道具となりました。その一方ですきは世界中に広まったわけではないので、くわ主体の農業は何世紀にもわたって多くの地域で続きました。
まあ、すきは Minecraft にもまだ登場していないので、皆様は引き続きくわを使用するしかありません。賢い村人が新たな発明を生み出さない限りはね…
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