今回のスナップショットにはいくつかのバグ修正と技術的な変更が含まれます。他にもレンダリングのシステムに関する根本的な変更もございます。グラフィック面でお気づきの点がございましたら、公式バグトラッカーにご報告してくださいませ。
19W38B での修正点
- バグを修正しました
19W38B で修正されたバグ
MC-161268 - ブロックモデルのテセレーション中に java.lang.IndexOutOfBoundsException を行うと、ブロックの破壊中にゲームが落ちてしまう
19W38A での修正点
- バグをいくつか修正しました
- 下記に技術的な変更点を記載しました
技術的変更点
ルートテーブルの predicate を別ファイルに定義して、エンティティセレクターと if コマンドに使用できるようになりました。
- データコマンド用の汎用ストレージを追加しました
- 進捗とルートテーブルの predicate を延長しました
- スケジュール機能を複数回利用できるよう、スケジュールコマンドを延長しました
エンティティ PREDICATE
PLAYER
エンティティ predicate がプレイヤーのプロパティを確認する player フィールドを受け入れるようになりました。ただしエンティティがプレイヤーでない場合は失敗します。
フィールド:
level - プレイヤーレベルの許容範囲
gamemode - /gamemode コマンドと同じ値
stats - マッチさせる統計値のリスト。入力フィールド:type ( minecraft:custom など)、stat ( minecraft:sneak_time など)、value ( int range )。
recipes - マップのレシピ ID 。ブール値によって、プレイヤーに情報が知られるべきかが判断されます。
advancements - マップの進捗 ID 。ブール値である場合は進捗を、そしてオブジェクト値である場合は定められた基準が達成されたかを確認します。
TEAM
エンティティ predicate がチーム名とマッチする team フィールドを受け入れるようになりました。
ロケーション PREDICATE
BLOCK と FLUID
Predicate は block と fluid sub-predicate も受け入れ可能です。対応可能なフィールド:
- block/fluid - マッチさせる正確な block/fluid ID
- tag - マッチさせる block/fluid タグ
- nbt - ブロックエンティティ NBT (ブロック限定)のマッチャー
- state - name-value プロパティのマップ。値は整数、ブール値、ストリング、もしくは最大・最小プロパティを持つオブジェクト
LIGHT
Predicate が light sub-predicate を受け入れるようになりました。オブジェクトには可視光線 (max(sky-darkening,block)) にマッチする light である 1 整数範囲があります。
コマンド
DATA
- データコマンドが storage をターゲットとして使用できるようになりました。これは汎用 key-value ストレージです
- ストレージはレベル内の全ディメンション間で共有されます。
- ストレージ内のデータはリロード後も保たれます。
EXECUTE IF PREDICATE
新たなサブコマンドがカスタム predicate を評価します(データパックの predicate ディレクトリで定義)。
スケジュール
- 新たなシンタックス /schedule ... [append|replace] を追加しました(/schedule... はデフォルトで replace となります)
- 既存のスケジュールを削除する(削除されたスケジュールの数値を戻します)新たなシンタックス /schedule clear <id> を追加しました
エンティティセレクター
新たなセレクターパラメーター predicate によって、カスタムの predicate(データパックの predicate ディレクトリで定義)を適用可能になりました。
キル
ターゲット引数を指定しない場合は、kill コマンドのデフォルトが @s になります。
カスタム predicate
ルートテーブルの条件を predicate ディレクトリ内の別データパックリソースとして定義することが可能になりました。
ルートテーブル
LOCATION_CHECK
追加されたパラメーター:
- offsetX 、offsetY 、offsetZ - 任意のロケーション用オフセット
TIME_CHECK CONDITION
昼間であるかを確認する新たな条件。
パラメーター
- value - 値の許容範囲
- period - これが存在すると、時間はこの値から剰余演算されます(たとえば、24000 に設定されていると value が時刻に合わさります)
新たな条件
REFERENCE
データパックの predicate ディレクトリで定義された条件が含まれ、name パラメーターで選択されます。
19W38A で修正されたバグ
- MC-70111 - 投げたエンダーパールが空中にある最中に再ログインすると、消えてしまってテレポートされない
- MC-96207 - ボートがスイレンの葉を破壊した時のパーティクルが多すぎる
- MC-101247 - ウマ、ロバ、ラバ、ボートから降りると消えてしまうことがある
- MC-103672 - 操縦可能なエンティティ(ボート、豚、ウマ)から降りると、一瞬前の位置へとテレポートしてしまうことがある
- MC-136367 - ボートから降りると、ボートの上に移動してしまう
- MC-138465 - ゲーム、またはチャンクをリロードすると、エンダーパールが持ち主を忘れてしまう
- MC-157697 - 略奪者がロードされるとプレイ不能なぐらいのラグが発生してしまう
- MC-158373 - 襲撃時に発生する音が全ての村に鳴り渡ってしまう
- MC-158414 - エンティティに乗ってプレイヤーが範囲外に移動すると、乗った時と同じ位置にいるように表示されてしまう
- MC-160367 - 略奪者がデスポーンしない
- MC-160919 - 火ダメージを無効にしても、マグマ ブロックからダメージを受けてしまう
Snapshot の入手方法
Snapshot をインストールするには Minecraft ランチャーを開いて、Installations タブで Snapshots を有効にしてください。
Snapshot はワールドを破損してしまう恐れがありますので、バックアップをするかメインのワールドとは別のフォルダで実行してください。
クロスプラットフォームサーバー jar:
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