本日はキツネをデザインした開発チームも登場！
キツネさん本人にもコメントしてもらいましょう。開発チームのパソコンの中にいるキツネさんは「もうすぐNintendo Switch、Xbox One、Android、iOS、そして、Gear VR、Windows 10 の Minecraft Bedrock 版に登場するよ」と言っています。「ウィザーのバラと怪しげなシチューも一緒だよ！」とも。ご心配なく、本日のリリース前に実装できました！
キツネを始めとした様々な新要素が Bedrock 版に登場しましたので、Bedrock 版で遊んでいる方はチェックするのをお忘れなく！今日はフワフワのキツネさんを開発した Cory Scheviak と、ピクセルを担当した Johan Arronson をお招きして、お話を聞きましょう！
さて、キツネが選ばれた理由は何でしょう。
「ユーザーの皆さんが投票したからです」と Cory はシンプルに答えました。「他にも投票できる要素を取り揃えていましたが、皆さんは本当にキツネを実装してほしかったみたいですね」。
Minecraft プレイヤーの皆さんは本当にキツネに夢中だったのです。「Creator Summit（クリエイターサミット）の時、参加者の皆さんに Minecraft 開発チームのメンバーとして自己紹介をしたのですが、 最初はあまり関心を持たれませんでした。それが、キツネの生態デザインを担当していると分かった途端、『なんですって！？あなたが、あのキツネをデザインしたんですか！？』と、急に会場のテンションが上がりました」。
Cory がグスンと鼻をすすったので、著者はティッシュを渡しました。そしてしばらくの間一緒にすすり泣きをしました。ついに Cory の努力が報われる時が来たのです…！
今回のキツネは Cory の担当業務の中で後世に残せる唯一の作品かもしれないので、かなり力を入れて開発したそうです。キツネの描写や行動をできるだけ本物に近づけるために、キツネを徹底的に研究したそうです。
「毎朝キツネの動画を見て、彼らがどのようにジャンプしたり、行動したりしているのかを観察しました」と Cory が説明します。実に羨ましいですね。著者は、Cory とちがう部署に所属していることを残念に思いました。かわいくて、フワフワのキツネの動画を見るだけで給料がもらえるですと？私の部署では記事を書かなければいけない上に『マインクラフト』のスペルを覚えないと行けないっていうのに（Mynecraft でしたっけ？）！不公平です！
Cory は「インターネットにあるキツネの情報にほぼ全て目を通しました」と言います。「キツネがうつ伏せになっている動画を何度も視聴しました。そしてうつ伏せの姿勢をゲーム内のキツネのモーションにも取り入れることにしたのです」。
Bedrock 版のプレイヤーの皆さんは、えー、著者のメモによると「近所のニワトリ小屋を荒らすキツネ」と戯れることができるようになりました。かわいいキツネさんがそんな事するわけ無いですよね？
驚きましたが、最初はそういうプランもあったそうです。Cory 曰く「開発の初期段階ではキツネはほぼ無敵でした」と 。「テスト段階ではいいと思っていたんですが、皆さんのニワトリが死んでしまうことになるので、Minecraft であっても、ちょっと怖すぎると思ったんです」。
確かに。
「他にもいくつか問題がありました」とCory は語ります。「例えば、ベリーの茂みや他のモブを探す能力を追加しようとした時、キツネたちはかなり遠くから目標を感知することができました。32x32 マスの範囲を設けましたが、間にどんな障害物があろうと、一直線にベリーに向かって進むようになっていましたね」。
「そんな風に動き出したら、目に見えない速さで、まるで瞬間移動しているかのようにキツネが急に現れ、ベリーを盗って、プレイヤーが気づく間も無く走り去ってしまうことになるでしょう」と。かすかなキーキーいう鳴き声を聞き逃してしまったら、自分の村を荒らしに来たキツネには全然気づけないということですね。いいね！
開発初期段階ではキツネは恐ろしく変なグラフィックになっていました。あまりベリーの茂みをあさったり、ニワトリを盗んだりするにはふさわしくないような感じでした。Cory は「なぜキツネ（fox）がこのような箱（box）みたいな形になってしまったのか、理由を見つけるのに丸 1 日かかってしまった」と言っています。
...全然いい感じだと思いますけど？
個人的には、こちらのデザインの方が好きです。なぜ Cory がグラフィックを変えてしまったのか、理解に苦しみますね。Minecraft の世界が四角いブロックで構成されていることを知らないのかね？Cory、今自分がどこにいるか分かる？自分の名前は覚えている？早く答えて！今年は西暦何年か言える？
「コードの中に 1 つだけテクスチャマッピングをオフにして、頭部の周囲を回り込むように配置してしまうものがあったんです」と Coryは説明します。「その結果、できたグラフィックは恐ろしいものでした」。白黒はっきりさせる必要があるみたいですね。#minecraftに箱型キツネを追加して #著者のセンスのほうが良い
「キツネの遠吠えを聞いたことはありますか？」と、Cory は遠くの見えない影を眺めているような目で尋ねます。「キツネの遠吠えは基本的に叫び声なのです。人間が叫ぶような。それをゲーム内で再現しました。キツネの遠吠えは稀に、夜に聞くことができます。キツネから十分な距離をとれば、その遠吠えが聞こえるかもしれません」。
え…何ですって？
「本物のキツネと同じ行動ですから、夜だけ鳴き声がするのはおかしくありません！」。
いやいやいや、おかしいですよ！キツネはかわいくて、フワフワで、そして箱型？のはずなんですよ。プレイヤーの皆さんの睡眠を削るものではないはず！
「キツネにはどんなプレイヤーにも好かれるような要素を追加しました。それが、アイテムを口にくわえて運ぶことができる、という要素です。なので、もしエンチャントしたダイヤモンドの剣を地面に落とし、そしてキツネがそれを拾ったら、キツネはその剣のダメージ分の攻撃をすることができます。理論上、キツネたちの信頼を得られれば、あなたを守ってくれるキツネの軍団を結成することもできますよ」。
無敵のターミネーターキツネ、再び！
もちろん「あなたが知らない『Minecraft』に関する10の秘密」の動画を見たことがある読者はお分かりだと思いますが、同僚の Tom がこの動画を著者の記事にねじ込んできました。
Cory が最初に作ったモブは略奪者でしたが、キツネは彼が最初に作った動物のモブです。次は何を作ってくれるんでしょうか？そして、Minecraft のすごいモブ作るコツは何でしょうか？聞いてみましょう！
「コツは、他のモブとの良い関係を持たせることです」と Cory は語ります。「もし動物を追加したとして、そのモブ自体は面白いものになるかもしれませんが、他のモブや周りの世界との関わりや交流を持たせなければ、そこまで特別な存在にはなり得ません。ホッキョクグマ、ニワトリ、他のキツネやオオカミなど、他の動物との交流をもたせた時、キツネが生き生きとして、より動物らしくなったのです」。
「タイガにはオオカミやニワトリが生息していますが、時折ニワトリの羽だけが見つかることがありますよね。『何？一体何が起きたの？』と不思議に思うでしょう。このような事が Minecraft の世界をより面白いものにして、あなたがいない時も、どこかで何かが起こっているような臨場感をもたらすのです。例えば、あなたが身の周りで何か異変を察知して『ここに誰がいたの？』と不思議がっている時、はるか遠くの木の陰からキツネはあなたを見ているかもしれません…」。
キツネが著者を覗き見している可能性もありますので、本記事の締めに入ります！Johan Aronsson からもコメントを貰いましょう。では、キツネは Minecraft モブで最もかわいいモブの 1 つですが、どうやってあそこまでかわいくしたんですか？
「とても複雑なプロセスでした。1 つ 1 つのピクセルを作る必要がありました」と Johan は答えてくれました。「大体の形を認識できるようにする『クラスター』を作成するために、正しく整列している必要がありますからね。あと、かわいいキツネをたくさん観察しました！」。
さて、著者もキツネを観察しに行くとします。Bedrock 版プレイヤーの皆さん、新機能を楽しんでください！
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